2017.04.27

ヒートマップツールを最大限活用するための基礎知識

ヒートマップという言葉は様々な分野で使われていますが、実際に現場ではどのように役立てることができるのでしょうか?

1.ヒートマップとは?

ptengine
(※画像:Ptengineより引用)

Webでのヒートマップとは、ユーザーのサイト上でのアクションを、サーモグラフィーで表す機能を指します。
該当のページに訪問してきたユーザーからよく見られたり、よくクリックされている場所は赤く表示し、逆に見られなかったり、クリックが少ない場所を青色に表示されます。
つまり、サイト訪問者の目線の動き、マウスの動き、サイトの熟読時間等の情報を、ひと目で理解できるように可視化した解析ツールなのです。

2.ヒートマップツールは、効果分析に役立つ

Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを用いると、どのページで離脱したかという数字を計測することはできますが、
何が原因で離脱したか?どれくらいのモチベーションで離脱したか?という「実際のサイト上での行動(体験)」までは計測することができません。

そこで、ヒートマップを用いれば、サーモグラフィー上で赤くなっている部分をみれば、
ユーザーがWebサイトのどういったコンテンツに興味があるのかを分析できます。
逆に、青くなっている部分を見れば、ユーザーの興味をひくことができない不要なコンテンツという判断をすることができます。
このように、ユーザーの「実際のサイト上での行動(体験)」を分析をするには、ヒートマップツールを使用して、
注目されているコンテンツ、クリックされている箇所を確認する手法が最適です。

3.ヒートマップツールは、目的別に使い分ける

ヒートマップツールから得られるヒートマップには様々なものがあり、
目的によって使い分ける必要があります。一例をいくつか挙げてみます。

1.マウスの動きを可視化(マウストラッキング)・・・どこにマウスの動きが集中しているかが分かる。
2.マウスクリックの頻度を可視化(クリックトラッキング)・・・どのボタン・リンクが頻繁にクリックされているか、および、どのボタン・リンクが使われていないかが分かる。
3.スクロール到達率を可視化・・・ページのどの部分までスクロールされているかが分かる。
4.熟読の程度を可視化したもの・・・ページのどの部分が熟読されているか否かを知ることができる。

ヒートマップツールの紹介

有名なヒートマップツールを3つご紹介します。

1.user insight

日本発で、早稲田大学大学院の研究をもとに生まれた日本産のツールです。
アクセス解析ツールという一面もあり、マウスの動きを録画して分析できるなど、豊富な機能を誇ります。
価格は月額5万円からで、UIがGoogle Analyticsと似ていて、初心者でも使用しやすいものとなっています。
ABテストツール「VWO」やメール配信システム「WEBCAS」とも連携しており、様々な分野で活用することができます。

2.クリックテール

クリックテールは、世界中で約100,000社が導入しているイスラエル産のツールです。
日本では株式会社ギャプライズが、イスラエルのクリックテール社のオフィシャルパートナーとして
日本での販売・サポートを行っています。ヒートマップツールの最大手であり、他のツールと比べても機能面は充実しています。
またヒートマップの機能だけでなく、マウスの動きを録画して利用することができるため、
ユーザーの実際の動きを取得したより深い分析をすることができます。
さらに「Adobe Analytics」や「Google Analytics」といったアクセス解析ツールと連携が可能です。

3. Ptengine

株式会社Pt mindが提供する中国発のアクセス解析ツールで、無料版と有料版(プレミアム版)があります。
月額15,000円から始められること、また最低1ヶ月から始められることで導入ハードルが他のツールに比べ非常に低いです。
私は、このツールを使っています。また、ヒートマップツールとしては最もUIのデザインが綺麗で使いやすく、
そもそもアクセス解析ツールなので、分析出来る幅が他のツールと比べ広範囲です。
最近では世界シェアNO.1のABテストツール「Optimizely」とも連携しており、
ABテスト時にスムーズに利用することができます。


ヒートマップは、数値を可視化によって、誰でもわかりやすく、理解しやすいのが魅力です。
ヒートマップそのものを共有することで専門外の人も含めて考察や改善策の議論が可能となります。

とくに利便性を実感したのは、デザインの改善の手がかりをつかめるようになったことです。
社内の打ち合わせ時において、問題点を可視化できることで、「根拠がないのに、安易にデザインを変更するのはもったいない」という認識を、
職種を超えて全員で共有・共感することができました。

営業は、クライアントと制作チームをつなぐ大切な役割を担っています。
「客観的なデータを計測してから、改善に取り組む」というフローを社内で共有し、
制作陣の負担も軽減につとめることも、営業として大切な役割です。
まずは、無料のヒートマップを試してみてはいかがでしょうか。
そして、社内全体の業務効率を上げるためのツールとして、活用できると良いでしょう。

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マーケティング部 Y.N

マーケティング部 Y.N

WEBマーケティングを担当。 プル型営業にて、クライントの要望に最適なソリューションを提案。 企画進行等ディレクションもおこないます。