2015.03.23

「サイトを作ること」自体を目的に、サイト制作をしてはいけない

どんなWebサイトにも、目的がある

集客、物販、ブランディング、人材採用など、Webサイトにはそれぞれ「目的」があるもの。
あくまでそうした目的を達成するための「手段」として、Webサイトは存在しています。

「そんなの当たり前じゃないか」と言われそうですが、Webサイトの制作では、往々にして当初の目的を忘れ、いつの間にか「サイトを作ること自体」が目的になってしまうというケースがあるのです。

結果、完成時にお客様ご自身は満足したものの、肝心のサイトは思ったような効果を出すことができていない……。
なぜ、このような本末転倒の事態が起こってしまうのでしょうか。

納期と予算を最優先に作ったWebサイトは、失敗する

目的を見失ったサイトが生まれてしまう原因として圧倒的に多いのは、「納期・予算ありき」で制作が進む場合です。

たとえばよくあるのが、「4月1日までに、コーポレートサイトを予算100万円でリニューアルする」といった指示を上司から受けたWeb担当者が、制作会社に発注を行うようなケース。

「納期・予算を守る」というミッションに忠実な余り、
「こういう動きをつけたほうが目標達成には効果的だと思うけれど、今回は予算(または納期)が足りないからあきらめよう」という妥協が生じ、結局効果の出ないサイトになってしまう。
「細かいことまだ決まってないけどとりあえず形にすること優先」で、十分に要件定義をせずに完成させることだけに集中し、公開した後で「もっとこういう機能がほしかった」「この機能はこうじゃない方がよかった」などの意見が出て、結局、作り直しの追加費用が発生してしまう。

反対に、予算を使い切るためにボリュームを増やそうとし、かえって使いにくいサイトになってしまうこともあります。

優先順位をはっきりさせよう

こうした不幸な事態を避けるために必要なのは「優先順位をはっきりさせること」。
もちろん納期や予算は重要なものですが、それに縛られて役に立たないWebサイトを作ってしまっては、それこそ時間とお金の無駄ですよね。

そもそも、Webサイトを作ることになったのには、何らかの明確な目的があったはずですから、つねにこの目的を最優先して制作を行うべきです。
その中でどうしても予算・納期が足りず、サイト内の何かを犠牲にしなければならないような場合には、たとえば「今ある予算でまずはやるべき最低限のことをやり、その他は後日二次リリースする」という判断もアリでしょう。

そうした精査・取捨選択を行うことで、無駄のない本質的な目的に即したサイトに近づけるというメリットもあります。
また、運営者側の目的意識が明確であるほど、制作会社側も力を発揮しやすいもの。
ぜひ、賢く効果の出るサイトを作りましょう。

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WEB制作ディレクター M.H

WEB制作ディレクター M.H

効果の出るWEBをテーマに、デザインと集客の両面をサポート。 WEBサイトの企画・設計からリリース後の運用・改善まで一貫して提案を手がける。 2016年4月から産休に入り、約1年の育休期間を経て、2017年4月より復帰。